オーストラリアの僻地を走行していると牛やカンガルーの死体がゴロゴロ転がっていてビビりまくりの「りとまろ」()です @litmaro
今回は、
街でも郊外でも僻地でも、オーストラリアは面白い!
オーストラリア旅行中に利用することの多い車、横断歩道など『道路交通』に関係する情報を紹介いたします
この記事を読むだけで、
・オーストラリアと日本の『道路交通』の違い
が分かりますよ
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道路交通編
オーストラリアは日本と同じ左側通行の右ハンドル
しかし、ひとたび上陸してみると日本と異なるところがたくさんあります
オーストラリアの道路交通編をみていきましょう
国際運転免許証不要でレンタカー可能?
海外で車を運転する場合は、国際運転免許証が必要なことは多くの方に知られています
管轄の警察署や運転免許センターにて、1年間のみ有効の国際運転免許証を発行(手数料2,350円)することができます
オーストラリアには、日本の運転免許証だけで車をレンタルできてしまうレンタカーショップが存在します
日本人勤務でローカルのレンタカーショップはその傾向にあり、トラブルがあれば代わりに対応できることから日本の運転免許証のみで車を貸してくれます
日本の運転免許証は、運転技術や知識が認められた受験者に日本国が発行している国家資格です
ですから、本来ならば国際運免許証などは不要なはずです
しかし海外の方からしてみれば、見慣れないフォーマットと謎の数字や省略文字ばかり
日本語で書かれた日本の運転免許証が、正式に日本国が発行しているものであるか判断できません
国際運転免許証があれば、いちいち我々が日本の運転免許証の正当性を説明する手間と時間が省けます
この説明作業が行えて且つ、日本の運転免許証を認識できるレンタカーショップに限り、国際運転免許証不要で車を貸し出してくれる場合があります
ゆえに日本人勤務でローカルのレンタカーショップは、日本の運転免許証でレンタルOKであったりします
街中でも田舎でも交差点は基本ラウンダバウト
日本でも2014年09月01日から導入が始まっている環状交差点ラウンダバウト(ラウンド・アバウト)が、オーストラリアでは既に全土で採用されています
大通りや幹線道路以外はほとんどがラウンダバウトです
オーストラリアは日本と同じく左側通行ですので、時計回りに周回し、希望のルートへ離脱します
信号機の設置不要、電気代不要、交差点での交通事故減少、Uターンも簡単
ラウンダバウトから出るタイミングを逃してぐるぐる回っていても、回れてしまうのだから恥ずかしい感じにもなりません
道路の制限速度が110km/h!州によっては130km/h!
フリーウェイでの制限速度は110km/hです
ほとんどの車がきっちり110km/hで走行しています
それだけ制限速度オーバーで取り締まられることを恐れているドライバーが多いということでしょう
そのため、隣の車線にいる車はずーーーっと隣にいますし、何十キロ走っても前方の車には近づけず、後ろの車との距離も変わりません
山間部や田舎の広くもない一車線道路でも制限速度が100km/hの場所も頻繁にあります
ハリウッド映画に出てくるような大きなトラックと山道を相対速度200km/hですれ違うスリルを是非とも体験して頂きたいです
ウルル(エアーズロック)やダーウィンが属するノーザンテリトリー州は、制限速度が驚異の130km/h!
制限速度を1km/hでもオーバーしたら罰金の対象です
速度オーバーや交通事故にはくれぐれもご注意ください
山間部でもいちいち制限速度が定められている
事あるごとに標識で制限速度が定められています
制限速度例
直線:100km/h
ここから:80km/h
ぐにゃぐにゃ道:65km/h
カーブ直前:60km/h
見通し悪い:50km/h
カーブ中:40km/h
スクールゾーン:20km/h
ドライバーへ走行速度を意識させる良い定めであると思います
オージーは運転が荒い
朝の通勤時間帯や帰宅時間帯のフリーウェイは、大阪並みに激しいです
交通量も多くて毎日渋滞が発生しています
ドライバーにもよると思いますが、簡単にクラクションを鳴らしたり、車間距離を詰めてくる方は多い印象です
順調に流れている場合でも、制限速度ギリギリで走っていないといつの間にか真後ろに詰められてしまいます
車の流れを悪くさせないためにも制限速度きっちりで走行した方が心が楽かもしれませんね
カンガルーがヘッドライトに飛び込んでくる
車とカンガルーの接触事故は、年間2~3万件程度起こっているそうです
事故多発時間帯は日の沈んだ夜間
体重70kg~80kgもある夜行性のカンガルーが光を求めて車のヘッドライトへ飛び込んでくるからです
カンガルーヒットや夜行性動物との接触にも耐えうるため、長距離トラックには巨大なバンパーが標準装備されています
夜間に自然豊かな道を走行する際は十分ご注意ください
総走行距離50万kmなんて赤子に産毛レベル
多くの車所有者は、自宅の広いガレージで自ら車の修理やメンテナンスを行っています
マシンも手入れ次第でいくらでも活躍してくれるそうです
総走行距離50万kmは当たり前、中には総走行距離150万kmを超える車もあるのだそう
りとまろがゴールドコーストでレンタルしたキア・カーニバルの総走行距離は19万kmでした
このことをオーストラリアの知人に話すと、
レンタルしたキア・カーニバルも、地球30周以上を目指してバリバリ走ってくれることを願います
高速道路に料金所が存在しない
減速しなければならない料金所は渋滞の温床です
渋滞緩和とコスト削減のために、オーストラリアでは料金所が廃止されました
ブリスベン・シドニー・メルボルンの主要都市を出入りする際に、トール(toll)と呼ばれる通行料金が自動的に発生します
料金所はなく、車のナンバーから所有者を特定、請求される仕組みです
レンタカーで通過した場合は、提出しているクレジットカード情報でレンタカー屋さんが支払い作業を行ってくれます
有料道路の支払いを代行してくれないレンタカー屋さんであれば、自分で支払い手続きを行いましょう
スマホにLINKT GOアプリをインストールして、クレジットカード番号と車のナンバープレートを登録するだけです
通行料金は自動で決済されますし、紐付けの解除も簡単です
ブリスベンの有料道路
ref QLD(Queensland)州の政府公式サイト
シドニーの有料道路
ref NSW(New South Wales)州の政府公式サイト
メルボルンの有料道路
ref VIC(Victoria)州の政府公式サイト
飲酒運転が認められている
一般の運転免許証(Open licence)では、血中アルコール濃度が0.05%より低ければ飲酒運転とみなされません
どの程度のお酒を飲んだら血中アルコール濃度が0.05%になるのでしょうか
体重60kgの成人男性がアルコール度数5%の缶ビール500mlを飲むと、血中アルコール濃度が0.05%程度になります
ざっくりお酒1杯くらいと言うことです
血中アルコール濃度計算
ref 酔いの程度を判定してみましょう|DRINK SMART お酒の正しい付き合い方を考えよう|サントリー
くれぐれも事故には注意してください
道で車をForSALE
路肩に停めてある車のフロントガラスに[ForSALE]の張り紙がされていれば、その車は販売中を意味します
電話番号が添えられていますので、気に入った車をオーナーさんへ直接交渉することができます
バカンスのワンシーズンだけ車を利用した後、使わないからと売ってしまう方もいるようです
横断歩道を渡るときに車は必ず停まってくれる
信号のない横断歩道を歩行者が横断する際には、交通ルールに従い車が停まってくれます
『罰金を支払うならちゃんと停車した方がマシ』という考えが根付いています
過信は厳禁ですが、オーストラリアは歩行者には優しいドライバーが多いです
横断歩道の信号は秒速で赤になるしトトトトうるさい
全て押しボタン式で、ステンレスの丸いボタンをカポッっと押します
青信号中は、押しボタンの箱からトトトト音が鳴り横断を焦らせます
青信号になってからはわずか数秒で赤点滅になり、さっさと赤信号になります
赤信号での道路横断は罰金
交通規則に違反して歩くことをジェイウォーク(jaywalk)と言います
特に中心街は警察官が見張っています
横断歩道であっても、赤点滅時に進入するとジェイウォークと見なされて罰金対象です
青信号になったら横断、それ以外は歩道でおとなしく待機しましょう
車椅子やキックボードなど免許不要の乗り物も歩行者扱いとなります
交通ルールを守って楽しい旅を!
今回は、
街でも郊外でも僻地でも、オーストラリアは面白い!
オーストラリア旅行中に利用することの多い車、横断歩道など『道路交通』に関係する情報を紹介いたしました
日本ではあまり普及していませんが、丸い交差点ランダバウトは必見です
レンタカーを運転する場合は、是非とも楽しんじゃってください
どのような道であっても制限速度オーバーには気を付けたいところです
大事故につながるカンガルーヒットにも要注意です
夜間の運転はなるべく控えましょう
横断歩道は、青信号の場合のみ渡るようにしてください
赤点滅時や赤信号、横断歩道になっていない場所での横断はジェイウォークとなり罰金対象です
異国の地で『ちょっとなら大丈夫』はありません
外来者であることだけで目立ちます
お巡りさんの目や現地の感覚は、旅行者が掴み取れるものではないことを理解して、楽しく正しく交通ルールを守りオーストラリアを旅しましょう!
「りとまろ」()で旅・記事更新情報を配信しています @litmaro
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おしまい