パリ・ルーヴル美術館(Musée du Louvre)ドゥノン翼(AILE Denon)で作品を鑑賞してきた「りとまろ」()です @litmaro
<ルーヴル美術館まとめ>
『予約不要!無料で入館する方法』
『モナ・リザ(場所・所要時間)』
『リシュリュー翼(北側)鑑賞まとめ』
『シュリー翼(東側)鑑賞まとめ』
『ドゥノン翼(南側)鑑賞まとめ』(←今ココ)
の5本シリーズでお届け!
今回は、
「りとまろ」()が鑑賞した @litmaroパリ・ルーヴル美術館ドゥノン翼(南側)の作品まとめをお届けいたします
この記事を読むだけで、
・ルーヴル美術館ドゥノン翼(南側)鑑賞まとめ
が分かりますよ
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- 1 ルーヴル美術館ドゥノン翼(南側)鑑賞まとめ
- 1.1 抵抗する奴隷・瀕死の奴隷
- 1.2 アモルの接吻で蘇るプシュケ
- 1.3 ドゥノン翼の天井デザイン(サロン・オヴァール)
- 1.4 民衆を導く自由の女神
- 1.5 メデューズ号の筏
- 1.6 ドゥノン翼の天井デザイン(サル・ルージュ)
- 1.7 サル・ルージュの絵画
- 1.8 サモトラケのニケ・ダリュの階段
- 1.9 ミネルヴァに扮して芸術を守るフランス
- 1.10 プッサン、ル・スール、ル・ブランの神格化
- 1.11 キリストの祝福 世界の救い主
- 1.12 ドゥノン翼の天井デザイン(サロン・カレ)
- 1.13 ペイントされた十字架
- 1.14 磔刑
- 1.15 十字架を背負う
- 1.16 洗礼者聖ヨハネの頭・眠る幼子イエス・聖家族
- 1.17 聖ユリアヌスと聖ニコラウスに囲まれた聖母子
- 1.18 モナ・リザ
- 1.19 カナの婚礼
- 2 ルーヴル美術館ドゥノン翼(南側)へ行ってみよう!
- 3 ルーヴル美術館(Musée du Louvre)基本情報
ルーヴル美術館ドゥノン翼(南側)鑑賞まとめ
ドゥノン翼(AILE Denon)は、ルーヴル宮殿(Palais du Louvre)の南側に位置しています
地下1階・0階(日本の1階)・1階(日本の2階)の合計3階層の一部分がパリ・ルーヴル美術館ドゥノン翼として一般公開されています
クリスチャン・芸術家・作家・考古学者・蒐集家であり、フランスの外交官を努めたルーヴル美術館の初代館長ドミニック・ヴィヴァン・バロン・ドゥノン(Dominique Vivant, Baron Denon 1747-1825)の名前が付けられた翼です
作品は、展示室番号の昇順で掲載しております
ご理解の程、よろしくお願いいたします
抵抗する奴隷・瀕死の奴隷
【左の彫刻】抵抗する奴隷(Esclave rebelle 1513-1515)』
『【右の彫刻】瀕死の奴隷(Esclave mourant 1513-1515)』
イタリアの芸術家ミケランジェロ・ディ・ロドヴィーコ・ブオナローティ・シモーニ(Michelangelo di Lodovico Buonarroti Simoni 1475-1564)
【左の彫刻】縦幅:215cm・横幅:49cm・奥行:75.5cm・重量:916kg
【右の彫刻】縦幅:227.7cm・横幅:72.4cm・奥行:53.5cm・重量:726kg
ルーヴルが1794年に取得
ドゥノン翼0階(日本の1階)403展示室
アモルの接吻で蘇るプシュケ
アモルの接吻で蘇るプシュケ(L’Amour et Psyché à demi couchée 1787-1793)』
イタリアの彫刻家アントニオ・カノーヴァ(Antonio Canova 1757-1822)
縦幅:155cm・横幅:168cm・奥行:101cm
ルーヴルが1822年11月13日に取得
ドゥノン翼0階(日本の1階)403展示室
ドゥノン翼の天井デザイン(サロン・オヴァール)
ドゥノン翼の天井デザイン(Plafond : L’Homme formé par Prométhée et animé par Minerve. 1801-1802 → 1825-1826)』
ジャン=シモン・ベルテレミー(Jean-Simon Berthélemy 1743-1811)
ジャン=バティスト・モーゼス(Jean-Baptiste Mauzaisse 1784-1844)
縦幅:435cm・横幅:635cm
1826年にルーヴル美術館で現作品完成
ドゥノン翼0階(日本の1階)408展示室
元々は、1801年~1802年にジャン=シモン・ベルテレミーによって描かれた天井の絵画でした
しかし、1823年からの浸水によりその絵画は壊滅的被害を被り、1825年には保存不可能となります
1811年にベルテレミーは死去しているため、1825年にジャン=バティスト・モーゼスが受注し、1826年に408展示室にて現作品が完成しました
現代では通称トリックアートと呼ばれるトロンプ・ルイユ(だまし絵)の絵画技法は不使用、全て本物の彫刻で装飾されています
絵画というよりも天井デザイン全体の精巧・緻密・輝き・荘厳さに魅了され、足を止めて見上げる来館者が多い408展示室です
民衆を導く自由の女神
民衆を導く自由の女神(La Liberté guidant le peuple 1830)』
フランスの画家フェルディナン・ヴィクトール・ウジェーヌ・ドラクロワ(Ferdinand Victor Eugène Delacroix 1798-1863)
縦幅:297cm・横幅:365cm
ルーヴルが1831年08月に取得
ドゥノン翼1階(日本の2階)700展示室(サル・ルージュ)
メデューズ号の筏
メデューズ号の筏(Le Radeau de la Méduse 1818-1819)』
フランスの画家テオドール・ジェリコー(Théodore Géricault 1791-1824)
縦幅:491cm・横幅:716cm
ルーヴルが1824年12月11日に取得
ドゥノン翼1階(日本の2階)700展示室(サル・ルージュ)
ドゥノン翼の天井デザイン(サル・ルージュ)
【上の絵画】ナポレオン1世 現代美術(Napoléon Ier, l’art moderne)』
『【左の絵画】セントルイス 中世美術(Saint Louis, l’art du Moyen Age 1850-1875)』
『【右の絵画】ルイ14世 古典主義(Louis XIV, l’art classique)』
『【下の絵画】フランツ1世 ルネサンス美術(François Ier, l’art de la Renaissance)』
フランスの画家チャールズ=ルイス・ルシアン・ミュラー(Charles Louis Lucien Müller 1815-1892)
【上の絵画】縦幅:66cm・横幅:82cm
【左の絵画】縦幅:66cm・横幅:82cm
【右の絵画】縦幅:66cm・横幅:82cm
【下の絵画】縦幅:66cm・横幅:82cm
ルーヴルが1862年に取得
ドゥノン翼1階(日本の2階)701展示室(サル・ルージュ)
サル・ルージュの絵画
【上の絵画】ブルータスは息子たちに死刑を宣告する(Brutus condamnant ses fils à mort 1811)』
フランスの画家ギヨーム・ギヨン=ルティエール(Guillaume Guillon Lethière 1760-1832)
縦幅:440cm・横幅:783cm
ルーヴルが1819年06月22日に取得
ドゥノン翼1階(日本の2階)701展示室(サル・ルージュ)
【左の絵画】フランソワ・フルニエ=サルロヴェーズ将軍(1773-1827)の肖像(Le général comte François Fournier-Sarlovèze(1773-1827) 1810-1812)』
フランスの画家アントワーヌ=ジャン・グロ(Antoine-Jean Gros 1771-1835)
縦幅:283.5cm・横幅:209cm
ルーヴルが1854年に取得
ドゥノン翼1階(日本の2階)701展示室(サル・ルージュ)
【右の絵画】皇后ジョセフィーヌ(1763-1814)の肖像(L’impératrice Joséphine(1763-1814) 1805)』
フランスの画家ピエール=ポール・プリュードン(Pierre-Paul Prud’hon 1758-1823)
縦幅:277cm・横幅:213.5cm
ルーヴルが1879年に取得
ドゥノン翼1階(日本の2階)701展示室(サル・ルージュ)
サモトラケのニケ・ダリュの階段
サモトラケのニケ(Victoire de Samothrace -200~-175)』
作者不詳 考古学者でフランス人外交官シャルル・フランソワ・ノエル・シャンポワゾ(Charles François Noël Champoiseau 1830-1909)が1863年に発見 ギリシア サモトラキ島(エーゲ海)
推定重量(全体):32000kg・縦幅(全体):564cm
推定重量(彫像):2000kg・縦幅(彫像):328cm
縦幅(船体):200cm・横幅(船体):258cm・奥行(船体):429cm
縦幅(台座):36cm・横幅(台座):178cm・奥行(台座):467cm
ルーヴルが1864年に取得
ドゥノン翼1階(日本の2階)703展示室(ダリュの階段)
『サモトラケのニケ(Victoire de Samothrace)』は、ギリシャ神話に登場する勝利の女神=NIKE(ギリシャ語発音:ニーケー・英語発音:ナイキ)
スポーツ用品大手メーカーNIKE(ナイキ)のロゴマーク”スウッシュ(Swoosh)”のモチーフとして知られています
ダリュの階段(Escalier Daru)』
フランスの建築家エクトール=マルタン・ルフュエル(Hector Martin Lefuel 1810-1880)
大型の構造物
ルーヴル美術館のドゥノン翼とシュリー翼の間に増築
ドゥノン翼地下1階・0階・1階(日本の地下1階・1階・2階)
『サモトラケのニケ(Victoire de Samothrace)』は118に及ぶピースで発見されています
その一部(右手など)は『ダリュの階段(Escalier Daru)』の展示ケースにて観ることができます
右翼はルーヴルが1864年に取得していますが、一般公開はされていません
ミネルヴァに扮して芸術を守るフランス
フランス、ミネルヴァを装って、芸術を守る(La France, sous les traits de Minerve, protégeant les Arts 1819)』
フランスの画家シャルル・メニエ(Charles Meynier 1768-1832)
縦幅:65.5cm・横幅:82cm
ルーヴルが1818年に取得
ドゥノン翼1階(日本の2階)706展示室
プッサン、ル・スール、ル・ブランの神格化
プッサン ル・スール ル・ブランの神格化(Le triomphe de la peinture française: apothéose de Poussin, de Le Sueur et de Le Brun 1800-1825)』
フランスの画家シャルル・メニエ(Charles Meynier 1768-1832)
縦幅:81.5cm・横幅:36cm
ルーヴルが1820年02月05日に取得
ドゥノン翼1階(日本の2階)707展示室
キリストの祝福 世界の救い主
キリストの祝福 世界の救い主(Le Christ bénissant, Sauveur du Monde 1500-1600頃)』
イタリアの画家ベルナルディーノ・ルイーニ (Bernardino Luini 1480-1532)
縦幅:140cm・横幅:110cm
ルーヴルが1863年に取得
ドゥノン翼1階(日本の2階)707展示室
ドゥノン翼の天井デザイン(サロン・カレ)
サロン・カレ(Le Salon carré)』
ルーヴルが1861年に取得
ドゥノン翼1階(日本の2階)708展示室(サロン・カレ)
ペイントされた十字架
ペイントされた十字架(Croix peinte 1300-1325)』
イタリアの画家ジョット・ディ・ボンドーネ(Giotto di Bondone 1266-1337)
縦幅:277cm・横幅:225cm
ルーヴルが1861年に取得
ドゥノン翼1階(日本の2階)708展示室(サロン・カレ)
磔刑
磔刑(La Crucifixion 1300-1400)』
イタリアの画家ジョット・ディ・ボンドーネ(Giotto di Bondone 1266-1337)
縦幅:136cm・横幅:118cm
ルーヴルが1999年07月07日に取得
ドゥノン翼1階(日本の2階)708展示室(サロン・カレ)
十字架を背負う
十字架を背負う(Le Portement de Croix 1500-1501)』
イタリアの画家ビアージョ・ダントーニオ・トゥッチ( Biagio d’Antonio Tucci 1446-1516)
縦幅:191cm・横幅:191cm
ルーヴルが1813年に取得
ドゥノン翼1階(日本の2階)710展示室(グランドギャラリー)
洗礼者聖ヨハネの頭・眠る幼子イエス・聖家族
【左側の絵画】洗礼者聖ヨハネの頭(Tête de saint Jean Baptiste 1507)』
イタリアの画家アンドレア・ソラーリ(Andrea Solario 1460-1524)
縦幅:53cm・横幅:54cm
ルーヴルが1868年に取得
ドゥノン翼1階(日本の2階)710展示室(グランドギャラリー)
【中央の絵画】眠る幼子イエス、または眠る幼子イエスを抱く3人の天使を伴った聖母(Le Sommeil de l’Enfant Jésus ou La Vierge accompagnée de trois anges tenant l’Enfant Jésus endormi 1525-1530)』
『【右側の絵画】聖家族(Tête de saint Jean Baptiste 1510-1515頃)』
イタリアの画家ベルナルディーノ・ルイーニ (Bernardino Luini 1480-1532)
【中央の絵画】縦幅:111.5cm・横幅:93.5cm
【右側の絵画】縦幅:66cm・横幅:62.5cm
【中央の絵画】ルーヴルが1664年に取得
【右側の絵画】ルーヴルが1810年に取得(?)
ドゥノン翼1階(日本の2階)710展示室(グランドギャラリー)
聖ユリアヌスと聖ニコラウスに囲まれた聖母子
聖ユリアヌスと聖ニコラウスに囲まれた聖母子(La Vierge et l’Enfant entourés de saint Julien et de saint Nicolas de Myre 1494)』
イタリアの画家ロレンツォ・ディ・クレディ(Lorenzo di Credi 1459-1537)
縦幅:163cm・横幅:164cm
ルーヴルが1812年に取得
ドゥノン翼1階(日本の2階)710展示室(グランドギャラリー)
モナ・リザ
モナ・リザ(La Joconde 1503-1519)』
イタリアの画家レオナルド・ダ・ヴィンチ(Léonard de Vinci 1452-1519)
縦幅:79.4cm・横幅:53.4cm
ルーヴルが1793年に取得
ドゥノン翼1階(日本の2階)711展示室中央(サル・デ・ゼタ)
『モナ・リザ』の場所・所要時間・0円鑑賞したレビューは『【0円鑑賞】モナ・リザの場所は?何分並ぶ?【第1金曜日ルーヴル美術館】』をご覧ください
カナの婚礼
カナの婚礼(Les Noces de Cana 1562-1563)』
イタリアの画家パオロ・ヴェロネーゼ(Paolo Caliari dit Veronese 1528-1588)
縦幅:677cm・横幅:994cm
ルーヴルが1798年に取得
ドゥノン翼1階(日本の2階)711展示室中央(サル・デ・ゼタ)
別名モナリザルーム(Salle de la Joconde)として知られる711展示室(サル・デ・ゼタ(議会の間))
中央に位置する『モナ・リザ』と向かい合わせ展示されている『カナの婚礼』
130人もの人物が描かれたルーヴル美術館で最も大きな絵画です
ルーヴル美術館ドゥノン翼(南側)へ行ってみよう!
今回は、
「りとまろ」()が鑑賞した @litmaroパリ・ルーヴル美術館ドゥノン翼(南側)の作品まとめをお届けいたしました
ルーヴル美術館も開館当初は来館者を絞るだけでなく、一切触れさせないようスタッフが常に同行し、一挙手一投足をチェックするガチガチの監視体制でした
更にコレクションは上から下まで壁に所狭しと展示され、テーマもジャンルもない酷い美術館だったなんて、今では想像もできません
空調・照明・導線まで大きく改められて、ルーヴルは世界一の来館者数をさばける美術館となりました
<ルーヴル美術館まとめ>
『予約不要!無料で入館する方法』
『モナ・リザ(場所・所要時間)』
『リシュリュー翼(北側)鑑賞まとめ』
『シュリー翼(東側)鑑賞まとめ』
『ドゥノン翼(南側)鑑賞まとめ』(←今ココ)
の5本シリーズでお届け!
世界最大級の国立美術館であるルーヴル美術館へ無料で入る方法は『【入場料0円・予約不要】ルーヴル美術館へ無料で入る方法!【全旅行者対象】』をご覧ください
『モナ・リザ』の場所・所要時間・0円鑑賞したレビューは『【0円鑑賞】モナ・リザの場所は?何分並ぶ?【第1金曜日ルーヴル美術館】』をご覧ください
ルーヴル美術館リシュリュー翼(北側)の鑑賞まとめは『【ルーヴル鑑賞まとめ】リシュリュー翼(マルリー・レンブラント・ナポレオン 他)』をご覧ください
ルーヴル美術館シュリー翼(東側)の鑑賞まとめは『【ルーヴル鑑賞まとめ】シュリー翼(ミロのヴィーナス・タニスの大スフィンクス 他)』をご覧ください
ルーヴル美術館(Musée du Louvre)基本情報
名称 | ルーヴル美術館 (Musée du Louvre) |
住所 | フランス 〒75001 Paris |
URL | https://www.louvre.fr/ |
電話 | 国内電話番号:01-40-20-53-17 国際電話番号:33-1-40-20-53-17 |
営業時間 | 日曜日 09:00-18:00 月曜日 09:00-18:00 火曜日 休館日 水曜日 09:00-18:00 木曜日 09:00-18:00 金曜日 09:00-21:45 土曜日 09:00-18:00 <休館日> 毎週火曜日 01月01日(元旦:Jour de l’an) 05月01日(メーデー:Fête du Travail) 12月25日(クリスマス:Noël) |
最新情報は必ずURLのご確認または施設へお問い合わせください
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おしまい