【0円鑑賞】モナ･リザの場所は？何分並ぶ？【第1金曜日ルーヴル美術館】

パリ・ルーヴル美術館（Musée du Louvre）に収蔵・展示されているレオナルド・ダ・ヴィンチ作『モナ・リザ（La Joconde）』を、予約なしの入場料０円で鑑賞してきた「りとまろ」（@litmaro）です

1793年08月10日の開館当初は、絵画537点の展示に過ぎませんでした
現在では２万点に及ぶコレクションを収蔵、5,500点以上の絵画や彫刻を鑑賞することができます

ルーヴル宮殿（Palais du Louvre）が大規模過ぎて、『モナ・リザ』を到底探し出せる気がしません
また無料開放の日となれば来館者は増加する傾向にあるため、お目当ての芸術作品『モナ・リザ』の混雑状況も知りたいところです

今回は、
入場無料の第１金曜日にパリ・ルーヴル美術館へ入館！
『モナ・リザ』の場所・所要時間・０円鑑賞したレビューをお届けいたします

この記事を読むだけで、

が分かりますよ

『モナ・リザ』の場所

『モナ・リザ』はルーヴル美術館の南側、ドゥノン翼１階（日本の２階）711展示室中央に位置しています

最も人気の入口であるガラスのピラミッド（the Louvre Pyramid 1989）から入館した場合

『サモトラケのニケ（Victoire de Samothrace）』がある『ダリュの階段（Escalier Daru）』を経由して約340m
フロアが上がることを考慮すると約350m、徒歩５分程度になります

エレベーターを使用した『モナ・リザ』の裏側からアクセスするルートが最短ですが、ルーヴル美術館には本当にエレベーターを利用したいお手伝いが必要な方も多く訪れます
たまたま見つけて空いていれば使う程度にしましょう

【入場無料日】『モナ・リザ』までの所要時間

それでは、入場無料の第１金曜日にパリ・ルーヴル美術館へ入館して『モナ・リザ』の真正面へ到達するまでの所要時間を検証していきます

検証は、次の３セクションに分けて行います

＜【入場無料日】『モナ・リザ』までの所要時間＞

§	場所	経路	所要時間
１	ナポレオン広場 （入館前）	チケット不要の入場無料列 ↓ ガラスのピラミッド中央入口	‐分
２	美術館内 （入館後）	ガラスのピラミッド中央入口 ↓ ドゥノン翼711展示室入口	‐分
３	美術館内 （入館後）	ドゥノン翼711展示室入口 ↓ 『モナ・リザ』真正面	‐分

一部のみ該当する方は、必要な部分のみ抜粋して見てければ幸いです

§１：チケット不要の入場無料列 → ガラスのピラミッド中央入口

人気No.1の入口ガラスのピラミッド（the Louvre Pyramid）があるナポレオン広場 (Cour Napoléon)へやってきました

18:00のご予約チケットをお持ちの来館者
Visiteurs avec réservation / ticket 18:00
Visitors with a reservation 18:00

チケット予約済の方向けに最終18:00の回がアナウンスされていますが、予約を持っていないためこの列に並ぶことは出来ません

入場無料対象者の入口はガラスのピラミッド（the Louvre Pyramid）
無料入場の開始時刻は18:00です

18:00まで時間を潰すため、リシュリュー翼にあるパッサージュ･リシュリュー入口の様子も見に行ってみました

18:00までの予約を持った個人や団体の来館者は次々と入っていきますが、予約を持っていないためコチラからも入ることは出来ません

無料入場の開始時刻18:00になりました
この時間になると、無料入場の列は延伸してシュリー翼の中庭（Cour Carrée）に入り込んでいました

300m以上伸びた列の最後尾から並びます

18:00を過ぎると無料入場列が進み始めました

おかげでシュリー翼のレリーフを間近で鑑賞できました

並び始めてから10分経過
列は約100m進んでいます
この調子でいきますと、30分後にルーヴル美術館へ入れそうです

18:00を過ぎてもまだまだ最後尾に人々が並んでいきます
300m級の列は更に延伸しているようでした

スポーツ用品大手メーカーNIKE（ナイキ）のロゴマーク”スウッシュ（Swoosh）”のモチーフとされる『サモトラケのニケ』はこの辺り…など館内を透視するかのように想像しながら進みます

列の順路がどこかに書かれているわけではありません
最後尾でプラカードを掲げて案内するミュージアムスタッフもいません
それでも月に１度、第１金曜日の18:00に秩序良く整列しています

並び始めてから20分経過
ガラスのピラミッドの隣まで進んで残り約100mです

入口が遠目に見え始めた頃に気づきました

更にもう100mほど、入口到着まで10分追加になりそうです

並び始めてから30分経過
その追加100mを進んでピラミッドが近づいてきました

最後の折り返しを過ぎて入口までいよいよ一直線です

左側の扉はチケット予約者の列向け
右側の扉は入場無料の列向けです

並び始めてから40分経過
ガラスのピラミッド中央入口に到着しました

＜【入場無料日】『モナ・リザ』までの所要時間＞

§	場所	経路	所要時間
１	ナポレオン広場 （入館前）	チケット不要の入場無料列 ↓ ガラスのピラミッド中央入口	約40分
２	美術館内 （入館後）	ガラスのピラミッド中央入口 ↓ ドゥノン翼711展示室入口	‐分
３	美術館内 （入館後）	ドゥノン翼711展示室入口 ↓ 『モナ・リザ』真正面	‐分

入場無料の列から入館する場合、チケット予約の確認はありません
ガラスのピラミッド中央入口の扉を進むと、セキュリティゲート（手荷物検査）が待っています

§２：ガラスのピラミッド中央入口 → ドゥノン翼711展示室入口

続いて、ガラスのピラミッド中央入口から『モナ・リザ』が展示されているドゥノン翼711展示室までの所要時間を計測していきます

ガラスのピラミッドから入るとすぐにセキュリティゲート（手荷物検査）があります
セキュリティゲートの横にあるテーブルに荷物を置いてゲートをくぐるだけ
日本の空港ではまず見ることがないレベルの倒れそうな薄っぺらい簡素ゲートです
フルサイズの一眼レフカメラを持ちながら通過してもブルーシグナル、エラーになりませんでした

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スリの養成学校まであるフランス共和国
入場無料日は並べば入れるので敷居ゼロ
芸術作品の鑑賞で来館者の危機管理は低下
無能なゲートを使い続けるルーヴル美術館

自分自身でセキュリティ意識を高めておくしかありません

渡仏者（大人）が、予約なしの入場料０円で入館できた瞬間です

セキュリティゲートを通過後、
エスカレーター・螺旋階段・エレベーターのいずれかを利用してナポレオンホールへ降っていきます

ナポレオンホールへ降りて来ると、ルーヴル美術館へ入館した実感が湧いてきます

見上げると華の都パリ１区の空
ガラスのピラミッド内部に入りました

ナポレオンホールには美術館スタッフがたくさんいます
ベビーカー・抱っこ紐・車イス・杖・折りたたみ椅子などを無料レンタル可能なアシスタンスサービスも提供しています

ナポレオンホールにインフォメーションカウンター（総合案内所）は２ヶ所、どちらを利用しても違いはありません

ヨーロッパは多言語主義に基づき、多くの方が２～３ヶ国語を話します
フランスも例外ではなく英語OK、それでも美術館スタッフへフランス語で話しかけると良い顔されます

このように第一言語が目に飛び込んでくるのと同じ感覚でしょう
なお、閉館時間５分前でも同じメッセージが表示されていました

インフォメーションカウンター（総合案内所）でパンフレット（館内マップ）を貰いましょう
英語・韓国語・日本語・ドイツ語・フランス語・スペイン語・中国語など、フルカラーで無料（０ユーロ）配布されています

ナポレオンホールには、カフェ・レストラン・ベーカリーもあります

後の事を考慮して、このタイミングでお手洗いも行っておきましょう

衛生設備はTOTOの多大なるご支援により実現しました
L’ÉQUIPEMENT DES SANITAIRES A ÉTÉ RENDU POSSIBLE GRÂCE AU GÉNÉREUX MÉCÉNAT DE TOTO

安心のTOTO製です

鼻がもげるかと思いました

フランスの公衆トイレに日本人が入ると、カルチャーショックでトラウマになりかねないとまで言われます
世界最高峰のルーヴルは大丈夫だろうと高を括っていました

一度ナポレオンホールへ戻り大きく息を吸ってリトライ
毛穴が「トイレ臭い！」と絶叫しているのを無視しつつ、無呼吸で済ませてTOTOへの謝意文面まで読んできました

おさらいします
『モナ・リザ』の場所まで、ガラスのピラミッドから『サモトラケのニケ』がある『ダリュの階段』を経由して約340m
フロアが上がることを考慮すると約350m、徒歩５分程度になります

それでは、ナポレオンホールからルーヴル美術館南側のドゥノン翼へ移動します

突き当りの『ダリュの階段』を登ります

踊り場の『サモトラケのニケ』で足が止まりつつも進みます

人気の作品がどちらに進めば観られるのか各所でお知らせしてくれますので、見失うことはありません

ドゥノン翼のグランドギャラリー（La Grande Galerie）まで進めばもうすぐです
見逃せない名画たちに目が奪われつつも、人の流れで『モナ・リザ』のあるドゥノン翼711展示室へ吸い込まれて行けます

美術館スタッフには礼儀正しく接してください
訪問規則 第7編 第33条
———
Merci d’être courtois avec le personnel du musée
Réglement de visite, Titre VII, article 33
———
Please be courteous to museum staff
Inspection regulation, Title VII, article 33
———
Por favor, sea amable con el personal del museo
Reglamento de visita, Titulo VII, articulo 33

ガラスのピラミッド中央入口からほぼノンストップで歩けば、約５分でドゥノン翼711展示室入口に到着します

＜【入場無料日】『モナ・リザ』までの所要時間＞

§	場所	経路	所要時間
１	ナポレオン広場 （入館前）	チケット不要の入場無料列 ↓ ガラスのピラミッド中央入口	約40分
２	美術館内 （入館後）	ガラスのピラミッド中央入口 ↓ ドゥノン翼711展示室入口	約５分
３	美術館内 （入館後）	ドゥノン翼711展示室入口 ↓ 『モナ・リザ』真正面	‐分

ここからの待ち時間が気になる最重要セクションと言えるでしょう

§３：ドゥノン翼711展示室入口 → 『モナ・リザ』真正面

それでは、ドゥノン翼711展示室入口から『モナ・リザ』真正面のポジションを確保するまでの所要時間を計測していきます

ルーヴル美術館で最も来館者の集う場所が『モナ・リザ』のある別名モナリザルーム（Salle de la Joconde）として知られるドゥノン翼711展示室（サル・デ・ゼタ(議会の間)）です

ナポレオン広場での無料入場の列を思い出し、711展示室に入れないほどの混雑を想像していました

来館者は世界中からフランス・パリ１区のルーヴル美術館ドゥノン翼711展示室に集まってきています
斜めの角度から『モナ・リザ』を鑑賞することもできますが、やはりど真ん中の取り合いになること必至です

入場無料日且つ、ザルなセキュリティゲートの先にあるルーヴル美術館の代名詞『モナ・リザ』に釘付けの観光客
スリからしてみればカモ以外の何者でもないはずです
決して治安は良いと言えない状況が揃っています

列はありません
時間をかけて少しずつ、無秩序にただただ詰め寄っていくだけです

センターポジションをもぎ取りました

ドゥノン翼711展示室入口から約20分
世界一有名な絵画レオナルド・ダ・ヴィンチ作『モナ・リザ』が目の前に！

＜【入場無料日】『モナ・リザ』までの所要時間＞

§	場所	経路	所要時間
１	ナポレオン広場 （入館前）	チケット不要の入場無料列 ↓ ガラスのピラミッド中央入口	約40分
２	美術館内 （入館後）	ガラスのピラミッド中央入口 ↓ ドゥノン翼711展示室入口	約５分
３	美術館内 （入館後）	ドゥノン翼711展示室入口 ↓ 『モナ・リザ』真正面	約20分

コレは酷い・・・距離があり過ぎます

規制線が張られていてこれ以上進めないのです

得られたのは、ガラス内のオリジナル『モナ・リザ』前に立ったという事実だけです

規制線と『モナ・リザ』前にある半円の柵まで床が見えるほどの広い空間があります
お手伝いが必要な方やツアーガイド付きの来館者などがスムーズに鑑賞できるための空間です
また、美術館スタッフが約５分ごとに抜け出せない最前列の来館者のために、規制線を一部開放して左右へ誘導する空間として利用されています
誘導に従わず『モナ・リザ』へ近づこうと前へ進むと怒られます

遠すぎて鑑賞できないのですから、ルーヴル美術館側から撮影すること自体を目的に仕立て上げられているようでなりません

来館者は、スマホやカメラで望遠して『モナ・リザ』を撮影しています
加えて、遠くの『モナ・リザ』をフレームインさせた自撮りも散見されます
真正面はとにかく人気No.１です

美術館スタッフは『モナ・リザ』周辺に10名弱いますが、主にセキュリティ強化による配備です
質問の受け答えと規制線の開放・誘導を行う以外は常時暇なのだそう

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毎月第１金曜日の閉館時間は21:45
美術館スタッフはその15分前である21:30から来館者へ退館を促し始めます

出口から遠ざかるような展示室へ進もうとすると阻まれます

ナポレオンホールにある螺旋階段の中央を昇降する円柱状のエレベーターが稼働していました
ガラスのピラミッド中央入口は一般的に出口として通用不可とされているのですが、お手伝いが必要な方などは例外です
ナポレオンホールから楽々でナポレオン広場へ出ることができます

アシスタンスサービスを利用しない一般の来館者がこのエレベーターに乗りたい場合、ガラスのピラミッド中央入口から入館し、セキュリティゲート通過後のナポレオンホールへ降るタイミングでエレベーターを選択しましょう！

一般の出口は、ルーヴル美術館ナポレオンホール直結のグラン・ルーヴル通路を抜けたカルーゼル・デュ・ルーヴル（ショッピングアーケード）です
ルーヴル美術館閉館後は、フードコートなどを除いて既に多くのお店が営業終了しています
やや淋しいショップ街を通って地下鉄や地上へ抜けましょう

ルーヴル美術館で本物の『モナ・リザ』を観てみよう！

今回は、
入場無料の第１金曜日にパリ・ルーヴル美術館へ入館！
『モナ・リザ』の場所・所要時間・０円鑑賞したレビューをお届けいたしました

『モナ・リザ』はルーヴル美術館の南側、ドゥノン翼１階（日本の２階）711展示室中央にあります

＜【入場無料日】『モナ・リザ』までの所要時間＞

§	場所	経路	所要時間
１	ナポレオン広場 （入館前）	チケット不要の入場無料列 ↓ ガラスのピラミッド中央入口	約40分
２	美術館内 （入館後）	ガラスのピラミッド中央入口 ↓ ドゥノン翼711展示室入口	約５分
３	美術館内 （入館後）	ドゥノン翼711展示室入口 ↓ 『モナ・リザ』真正面	約20分

無料入場日であっても、グランドギャラリー（La Grande Galerie）からドゥノン翼711展示室にすら入れない現象は発生していませんでした

最後に、フリーWiFiとルーヴル美術館のコレクションを調べる方へ耳寄り情報です

ルーヴル美術館はフリーWiFiも飛んでいます

最も混雑している時間帯（18:00～19:00頃）に速度を計測してみました

＜ルーヴル美術館フリーWiFi 実測値一覧表＞

試行回数	下り	上り
１	30.03Mbps	21.56Mbps
２	18.99Mbps	27.10Mbps
３	11.28Mbps	26.66Mbps
４	31.57Mbps	27.10Mbps
５	37.55Mbps	33.50Mbps

接続が不安定な展示室もありますが、調べ物をする程度であれば上りも下りも不自由のない帯域幅が提供されています

非公開を含めたルーヴル美術館に収蔵・展示されているコレクションは、公式サイトから調べることができます

ルーヴル美術館へ行く前に少し検索機能を使ってみてはいかがでしょうか
高品質で信頼できる情報が得られると思います

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ルーヴル美術館（Musée du Louvre）基本情報

名称	ルーヴル美術館 （Musée du Louvre）
住所	フランス 〒75001 Paris
URL	https://www.louvre.fr/
電話	国内電話番号：01-40-20-53-17 国際電話番号：33-1-40-20-53-17
営業時間	日曜日 09:00-18:00 月曜日 09:00-18:00 火曜日 休館日 水曜日 09:00-18:00 木曜日 09:00-18:00 金曜日 09:00-21:45 土曜日 09:00-18:00 ＜休館日＞ 毎週火曜日 01月01日（元旦：Jour de l’an） 05月01日（メーデー：Fête du Travail） 12月25日（クリスマス：Noël）

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おしまい