エアアジアX D7 523便(羽田発クアラルンプール行き)で人生で初めてLCCを利用した「りとまろ」()です @litmaro
アジアで最も優れたLCCと評されるエアアジアX
2010年12月09日から就航している羽田⇔クアラルンプール線に初搭乗します
LCC初体験ということもあり、新鮮な感覚でレポートできそうです
エアアジアXは、機内で提供されるすべての飲み物食べ物が有料です
当然のことながら、出国手続きの保安検査場で飲食物は没収されます
そんな中、今回一般エリアから機内へ持ち込んだ飲食物があります
エアアジアX機内へ持ち込んだ飲食物
・栄養補助食品(SOYJOY4本)
・ペットボトル(500ml1本)
・ペットボトル(250ml1本)
正攻法でどのように機内へ持ち込んだかも紹介していきます
今回は、
エアアジアXで行く!
羽田発⇒クアラルンプール行きのエコノミークラス搭乗記をお届けいたします!
この記事を読むだけで、
・羽田発⇒クアラルンプール行きレビュー
・エコノミークラスの一押し座席
が分かりますよ
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フライト情報
航空券は、フライトの2ヶ月前に予約しました
既に20%くらいは埋まっていましたが、希望の座席(50H/50K)が選べました
早めに予約しておきましょう!
<フライト情報>
フライト情報 | |
航空会社 | エアアジア X(AirAsia X) |
便名 | D7 523便 |
使用機材 | エアバスA330-300型機 |
座席番号 | 50H(エコノミークラス 通路側) 50K(エコノミークラス 窓側) |
預け荷物 | 予約なし |
機内食事 | 予約なし |
出発 | |
出発時間 | 23:45 |
出発空港 | 東京国際空港(HND 日本) |
到着 | |
到着時間 | 05:55(+1h) |
到着空港 | クアラルンプール国際空港(KUL マレーシア) |
LCCのエコノミークラスといっても、座席選びは真剣になりますよね
シートマップを凝視し、時間をかけて選びました
なぜ希望の座席(50H/50K)よりも1列前の49H/49Kがベストだったのか
その理由は、記事後半で紹介します
チェックイン
羽田空港第3ターミナル(国際線)3階出発ロビーのKカウンターでチェックインします
出発4時間半前はチェックインできず
フライトの4時間半ほど前にKカウンターへ行ってみました
スタッフも乗客もいませんでした
時間に余裕を持ち過ぎた行動をしてしまいました
チェックインは出発の3時間前から可能です
チェックイン後ラウンジでゆったり過ごそうと考えていましたが、チェックインできなくては話が進みません
ひとまず機内持込予定のスーツケースが、サイズ超過になっていないかだけ確認しておきます
機内持込規定最大規格のスーツケースです
ピッタリ過ぎますが、持ち込めなかった過去はありません
スーツケースの上に乗っているのはエンビロサックスのエコバッグ
丈夫で且つコンパクトになるため、普段使いだけでなく海外旅行でも重宝しています
展望デッキのデジタルサイネージ
羽田空港第3ターミナル(国際線)には、羽田空港唯一24時間開放の展望デッキがあります
羽田空港展望デッキ開放時間
・羽田空港題1ターミナル展望デッキ:06:30-22:00
・羽田空港題2ターミナル展望デッキ:06:30-22:00
・羽田空港題3ターミナル展望デッキ:24時間営業
ここに設置されているデジタルサイネージは子どもも楽しいし、大人もお勉強になる素晴らしいエンタメ設備です
『空港から見える建物』『エアラインの情報』『空港ではたらく車』が、日本語・英語・中国語・韓国語で楽しめます
目の前に見える景色・飛行機・車についてタッチパネルで直感的に学べます
スケスケの消火器
羽田空港第3ターミナル(国際線)3階中央のエスカレータから4階へ昇ったところに、透明の消火器が設置されています
普段は内部を見ることができない秘密の赤い箱ですが、スケスケになっています
景観を損ねない配慮がなされているのだと思われます
制限エリア内からボーディングブリッジ直前まで、あらゆるところの消火器がスケスケです
茶寮 伊藤園でスイーツ
23:45出発の深夜便ということで、機内食はオーダーしていません
この場合は、搭乗直前に食事を済ませるのが得策です
どこへ行ってもスイーツに目がありません
羽田空港第3ターミナル(国際線)4階江戸小路の『茶寮 伊藤園』で“和の癒しのひととき”を堪能して過ごします
茶寮 伊藤園オーダー
・抹茶白玉あずきソフトクリーム
・ほうじ茶白玉あずきソフトクリーム
しばらくユネスコ無形文化遺産の和食が本場で食べられなくなると思うと、より味わいたくなります
木の長椅子は痛くて長時間座っていられませんが、趣きある空間に和を改めて堪能しました
出発3時間前にチェックインできず
出発3時間前になりました
チェックインカウンターがオープンする時間です
再び3階出発ロビーのKカウンターへ移動します
事前にWebチェックインを済ませておいて良かったです
羽田空港など利用者の多い主要空港は特に、事前のWebチェックインが効いてきます
当日、空港のカウンターでWebチェックイン済のレーンに並べて多少スムーズになるからです
<エアアジアX Webチェックイン(セルフチェックイン)期間>
航空会社 | 期間開始日時 | 期間終了日時 |
エアアジア | 出発予定時刻14日前 | 出発予定時刻1時間前 |
エアアジアX | 出発予定時刻14日前 | 出発予定時刻4時間前 |
※エアアジアXはクアラルンプール発着の国際中長距離路線を運航
エアアジアXは、出発予定時刻が4時間を切るとWebチェックインができなくなってしまいます
最も早い14日前にWebチェックインをしたからって、良い事があるわけではありません
フライト変更や受託荷物の追加など万が一の予約情報変更も考慮して、出発日が近くなってから行いましょう
失念しなければ、出発当日にWebチェックインでも良いと思います
それなりに混雑していましたが、Webチェックイン済優先レーンのおかげで少しは早くチェックインできそうです
日本で余暇を楽しんだマレーシア国籍の乗客もたくさん並んでいました
カウンターに到着して衝撃です
マレーシアからマレー鉄道で南下して陸路でシンガポール入りしようとしていました
つみました
まったり和スイーツしていた時間よ戻ってこい・・・
ダブルつみました
規定範囲内のスーツケースなはずですが、スタッフに誘導されて再測定へ
ピーーーー(7kg以上の音)
トリプルつみました
預け荷物は、予約するタイミングによって料金が変わってきます
<エアアジアX受託手荷物料金一覧表(羽田⇒クアラルンプール)(税込)>
予約タイミング | 15kg | 20kg | 25kg | 30kg | 40kg |
最初の予約時 | – | 3,700円 | 4,200円 | 5,100円 | 7,400円 |
予約後Web追加 | – | 4,200円 | 4,800円 | 5,800円 | 8,500円 |
空港カウンター | 10,000円 | 以降2,200円/kg |
受託手荷物料金はチケットを購入される際に併せて購入されるとお得です。
後ほど、BIGメンバーアカウント にログインのうえ「予約の管理」から、もしくはWebチェックインの際に、通常料金にて追加予約もできます。
空港でお支払いいただく受託手荷物料金は割高になりますので、前もって 受託手荷物の事前予約 をされるようおススメします。
フライト当日、空港カウンターでスーツケースを預けると尋常ではない料金を支払うことになります
もし7kgに収まらない場合は、出発予定時刻の4時間前までにWebから予約またはアップグレードしておきましょう
チェックインカウンターは出発1時間前に閉まってしまいます
『荷物2つまで7kg/人にアレンジ(エアアジアX搭乗条件)』
『マレー鉄道のチケットを予約(マレーシア入国条件)』
ラウンジでゆっくり~
とか言っている場合ではありません
急いで作業に取り掛かります
荷物2つまで7kg/人にアレンジ(エアアジアX搭乗条件)
最大2つの機内持ち込み手荷物を、合計7kgにまとめます
帽子・衣類・靴・ポケット内のスマホ・手持ちのカメラなど、収納能力がなく身に纏えるものは含まれないようです
機内持ち込み手荷物を軽くする方法
方法①:衣類を厚着(帽子・マフラー・ベルトも装着)
方法②:セルカ棒・スマホ・タブレットは手持ち
方法③:折り畳み傘や南京錠はポケットへイン
方法④:財布もパスポートもポケットへイン
方法⑤:モバイルバッテリーもポケットへイン
方法⑥:デジカメやアクションカムもポケットへイン
やってみてください
これで簡単に1kg以上軽くなります
預け手荷物なしで、機内への持ち込み手荷物は2つまで合計7kg/人の制限
格安航空会社を利用する感があって楽しいですよ
マレー鉄道のチケットを予約(マレーシア入国条件)
マレーシアの入国条件に次の国へ移動する方法が証明できないと、入国許可が下りない可能性があるんですね
マレーシアの入国条件にビザ免除規定としてガッツリ書いてありました
3.有効な往復航空券と十分な資金を所有
渡航者はマレーシアに滞在する財力と、確認済の往復旅行券または第三国への旅行券を所持する必要があります。iii.Possess a Valid return travel ticket and sufficient funds
A visitor is also required to prove his financial ability to stay in Malaysia and possess a confirmed return travel ticket or a travel ticket to a third country.Entry requirements into Malaysia
マレー鉄道の現地券売機で発券してみたかったのですが、そもそも日本を出国できないのであれば大問題です
急いで、オンラインからマレー鉄道のチケット予約を行います
マレー鉄道でクアラルンプールからシンガポールまで移動するチケットは複雑です
1区間で買うことはできず、3区間(KLセントラル~グマス~JBセントラル~ウッドランズ)のチケットをそれぞれ発券する必要があります
『すべての乗降駅名を把握していないと検索すら行えないUI』
『公式サイト(スマホ)はクレジットカード決済が選べない』
『公式アプリ(スマホ)は作りが酷くて使いものにならない』
『クレジットカード決済はカード会社から支払い拒否される』
『公式サイト(パソコン)からでしか予約購入できなかった』
公式サイト・公式アプリ共にもちろんすべて英語です
トライアル・アンド・エラーを繰り返し、マレーシア国境までの2区間分だけ予約完了
出発2時間前にチェックイン完了
チェックインカウンタークローズまでは、まだ1時間あります
出発2時間前にKカウンターへ行くと、たくさんの方が並んでいました
客室乗務員の方々も、この時間にチェックインを済ませるようです
マレー系のCAさんは少々がさつなのでしょうか
スーツケースに引っかかったレッドカーペットを足技で直していました
次の方は捲れてもそのまま無視
日本のCAさんが屈んで手で直します
それでも次の方がビロ~ン
最終的にりとまろが直しておきました
改めてカウンターで、取得したマレー鉄道の予約完了画面のスクショを見せます
マレーシアでの入国審査時に100%確認されるというわけではないそうです
ようやくカウンターでのチェックインが完了しました
つるとんたんで搭乗直前の夜ごはん
出発5時間前には空港へ到着していたのですが、いまだ出発ロビーにいます
時刻は22時半です
出発まで1時間ちょっとになってしまいました
これからラウンジでゆっくりすることは難しそうです
このまま深夜便へ搭乗するわけにはいきません
日本最後の食事にしましょう
体への負担が少なく且つ直ぐに出てきてたくさん食べられるものと言えば・・・
羽田空港第3ターミナル(国際線)4階の『麺匠の心つくし つるとんたん』です
長い行列で1時間待ちも当たり前のつるとんたんですが、深夜帯は楽々入店できました
入口でスーツケースを預けると、スタッフが手際よく整列させていました
グランドメニューはもちろん季節限定メニューも用意されています
足早でオーダーします
麺匠の心つくし つるとんたんオーダー
・よくばり具だくさんのおうどん(2玉)
・鴨汁のおうどん(1玉)
※0.5玉刻みで3玉まで増量無料
オーダーして5分で出てきました
何回食べに来ても笑えるほど大きい器
日々の気温湿度に応じて水分と塩分を調節されて作られた太い麺
天ぷらも、お代わり自由のほうじ茶も、最後の日本食が次々と胃に収まっていきます
日本の空の玄関口でこのクオリティは、海外の旅行代理店で紹介されないはずがありません
周囲を見渡せば、遅い時間にも関わらず海外からの訪日観光客の方々が楽しそうに食事をしています
大きい器を持ち上げ顔に近づけて皆さん写真を撮っていました
入り口のレジでお会計を済ませて退店します
出発時刻まで残り55分になりました
いつも、このやぐらの前で足を止めたくなります
羽田空港国際線ターミナルとして開業した初日の記憶が蘇るからです
このやぐらの上で、たくさんの催し物が執り行われていました
2020年3月29日から羽田空港第2ターミナルの国際線開始ですね✈
第3ターミナル4階JALファーストクラスラウンジもリニューアルOPEN👏🏻国タ開業日に、学校抜け出してイベント参加した10年前を懐かしく想います✨
周囲との年齢差でアウェー感辛かった💧💧新航路が安全に運用される事をお祈り致します🛬 pic.twitter.com/Z706wzV7fJ
— りとまろ@リーガルウェディング生活🇯🇵🇦🇺🇲🇾🇸🇬 (@litmaro) March 28, 2020
そんなことに想いを馳せつつ、急いで出国手続きに入ります
出国手続き
出発時刻まで残り49分
保安検査場は、ほとんど出国者が並んでいませんでした
この時点で持っている手荷物は、すべて機内へ持ち込むことになります
飲食物はこの先持ち込むことはできません
ペットボトル内の液体もココまで、飲み切るか捨てるかの2択になります
中身が空のペットボトルを出国手続き後の制限エリア内へ持ち込む際は、検査機でチェックされる場合があります
エアアジアXは、機内で提供されるすべての飲み物食べ物が有料です
深夜便ではありますが、遠足気分でおやつや飲み物くらいは機内で楽しみたくて持ってきました
エアアジアX機内へ持ち込みたい飲食物
・栄養補助食品(SOYJOY4本)
・ペットボトル(空500ml1本)
・ペットボトル(空250ml1本)
捨てられても悲しくならない程度のものにしました
制限エリア内で再度購入して機内へ持ち込めばよいからです
自己責任ではありますが、没収されず無事に通過しました
出国審査も一瞬で終わり、スムーズに制限エリア内へ入ることできました
制限エリア内
出発時刻まで残り45分
当初はラウンジへ寄ったり、免税品など見て回る予定でしたがそんな時間は全くありません
今回の出発ゲート145番へ向かいつつも、忘れずにやりたいことがあります
空のペットボトルへ給水です!
空のペットボトルへ給水
制限エリア内各所に給湯器や給水機が設置されています
今回は、TOKYO SKY KITCHEN(フードコード)で給水です
紙コップでボトルへ給水して下さい!!
Please ReFill your Bottle with paper cups Provided!!
これでようやく搭乗の準備が整いました
エアアジアX機内へ持ち込む飲食物
・栄養補助食品(SOYJOY4本)
・ペットボトル(満タン500ml1本)
・ペットボトル(満タン250ml1本)
搭乗ゲートへ移動します
搭乗ゲート
出発まで残り25分
搭乗ゲート145番付近は増築された美しいフロアです
最終の搭乗案内がされていました
5分ほど列に並んで順番が来ました
パスポートとボーディングパスを提示してゲートを通過です
もぎられたボーディングパスの半券は、小さい方が返却されるんですね
ビニールみたいにペラッペラなボーディングパスも存在します
エアアジアXのボーディングパスはちゃんとした紙にデザインされています
搭乗
ボーディングブリッジを通って機体前方左側ドアから搭乗です
スーツケースも無事に荷物棚へ収納して着席します
座席はエコノミークラス50H/50K(通路側/窓側)
こだわってツインシートを選びました
搭乗率はほぼ100%
まさに深夜のドル箱路線です
出発
日本人の客室乗務員は3名搭乗しているようです
マレー系客室乗務員はとても気さくで、楽しそうに乗務している姿が印象的でした
安全設備について、機内に流れる自動音声に合わせて客室乗務員が実践するというスタイルでした
男性の客室乗務員が脱着すると勇ましく、安全保安要員の雰囲気が高まるように感じました
エアアジアXは男性の客室乗務員がかなりいます
こうした事実を目の当たりにすると、むしろ日本のエアラインが遅れているように感じますね
羽田空港の滑走路は深夜でも混雑しています
レガシーキャリア(LC)が優先的に飛ばされていきます
ローコストキャリア(LCC)のエアアジアXは後回し
キャビンの照明はすべて消されて真っ暗
読書灯を点灯させている方が空気読めない人みたいになります
20分ほど遅れて飛び立ちました
機内の誘導灯が、テーマパークの屋内アトラクションに乗っているかのようです
すべての乗客は暗闇の中、一言も話さずに過ごしていました
ジャンプシートに座る客室乗務員の世間話だけがキャビンに響き渡ります
シートベルトサインが消えてもほとんどの方は動きませんでした
皆さんお休みに専念している様子でした
機内設備
エアアジアXの荷物棚は、ブランドカラーである元気と情熱の赤を基調としています
広告エリアとして使われているようですが、エアアジアXのCAダンスステージ会場にいるかのようなビビッド感です
座席回り
CAさんが『狭いですよね』と苦笑して話してくれました
シートピッチは公表79cmと、国際線では狭い方です
深く腰を掛ければ膝が前の座席に当たってしまいます
シートは正直かためです
おしりの薄い方は、持ち込んだ洋服で早めにクッション性を増しておきましょう
リクライニングもちょっとだけ倒せます
倒さなかったら直角でかなり苦しいです
後ろの方に一声かけてから倒すとトラブルが少なくなります
エコノミークラスは座って寝る姿勢になります
ぐっすりお休みは難しいかもしれません
アームレストもあります
機内はクーラーがかなり効いているので、アームレストがヒヤッとするほど冷たくなります
寝る際は、1枚羽織るものが必要です
特に、足元がキンキンに冷えますので防寒対策は必須です!
フットレストはありません
モニターもありません
Air Asia Xのロゴがあなたをフライト中ずっと見続けてくれます
もちろんテーブルはついています
シートポケットには、免税品雑誌・機内食とドリンクメニュー・観光雑誌が入っていました
このシートポケットが優秀で、小さなポケットがついています
小物を入れるのに便利でした
USBポートはありません
コンセントもありません
スマホやパソコンの充電ができないところは残念ですね
【エコノミーの一押し座席はココ!】
今回はエアバスA330-300型機
エコノミークラスのシート配列は3×3×3の9シート
通路をギリギリまで狭くしてシート数を確保した配置になっています
3×3×3シートの通路側は注意です
細い通路をミールカートが通過するその隙間が数センチしかありません
通路側のアームレストを使用していたら肘がミールカートで刈られます
この機体
エコノミークラスの後方座席に、わずか8列のみ(44列~51列)シート配列が2×3×2で提供されています
つまりツインシートが用意されているのです
機体後方が細くなっている関係で、シート配列が3×3×3にできないためです
カップル・夫婦など、2人旅行で3人掛けは隣の知らない人に気を使います
予約の時点で空いていたら速やかにツインシートを押さえましょう
エアアジアXのクアラルンプール便をエコノミークラスでも快適に過ごせる座席が、このツインシートです
後方座席ということは欠点と思える状況もあります
前方ドアからしか出入りができない場合に搭乗・降機に時間がかかります
エンジンより後方なため、騒音はゴーゴーとうるさいです
航空機事故における死亡率は後方座席の方が低い結果が出ているのは事実です
機内の快適性を求めるなら、ツインシートがおすすめです
ツインシートの利点
・隣に知らない人が来ない
・他人のために立つ必要がない
・肘掛けが取り合いにならない
・窓側席に座れる
・トイレへ簡単に行ける
・寝て傾いても迷惑にならない
・シートの両サイドが広い
ツインシートは快適性爆上げシートなのです
通路側は明らかに広くなります
驚くことに窓側席は窓との空間が存在します
その空間は44列目が最大で、荷物や小さな子どもが入れるほどの広さです
徐々に狭まっていき、最後列の51列は空間がほぼなくなります
時間をかけて選んだツインシートでしたが、50H/50Kは失敗でした
49H/49Kがおすすめな理由
・進行方向右側席は空から日本が見える
・シートを倒したら頭が窓枠の位置
・壁に寄りかかれる絶妙な隙間
・ギャレーから少し離れている
進行方向右側席は日本のきれいな夜景を眺望することができます
反対の進行方向左側席は漆黒の太平洋です
狭い機内でほとんど倒せないエコノミークラスのリクライニングは、身体にも睡眠にも負担となります
少しでも横になれそうな姿勢を探しますが、結局見つからないのです
今回予約した50H/50Kシート最大の欠点は、シートを倒しても壁に寄りかかれないことでした
1列前の49H/49Kシートは、壁に寄りかかれることが後ろから見ても分かります
窓枠に頭を預けることができて素晴らしい座席のようです
再びエコノミークラスでクアラルンプールへ行く場合は、49H/49Kシートを予約すると心に決めました
6.ツインシートになっている列はどれですか?
ツインシートはエアバス330の後部にあります。列44~51です。6. Which row consists of Twin Seats?
Twin seats are located at aft zone of Airbus 330. There are at row 44 to 51.
エンターテインメント
モニターがないため、映画・ゲーム・フライト状況・外カメラは見ることができません
タブレットの貸し出しは有償にて行っているようです
あらかじめ映画やYouTube映像など、スマホ・タブレットへダウンロードしてオフラインで見れるようにしておくのも良いですね
ラバトリー(トイレ)
機内には8つのお手洗いがあります
最後方のお手洗いに来てみました
最後方にあるお手洗いは、エンジンよりも後ろなため騒音が凄まじいです
トイレ用擬音装置『音姫』なんて不要です
自分の声も聞こえないくらいの爆音ですから
最前方のお手洗いは、1~2列目プレミアムフラットベッドや7~14列目クワイエットゾーンの乗客が通されます
お食事
出発1時間後と到着1時間半前にミールサービスがあります
事前予約の方・機内で購入される方限定です
<支払い方法>
支払い方法 | マレーシアリンギット 外貨紙幣 Mastercard VISA ※おつりはマレーシアリンギットに限ります |
エアアジアXの機内食は、事前予約であれば高くても600円台です
1名様/1区間につき最大2食まで予約可能です
エアアジアXクアラルンプール線機内食例(事前予約・日本円換算)
・ホンシェフの韓国風ビビンバとチキンプルコギ(525円)
・チキンソーセージ入りチーズオムレツ(630円)
・鶏肉おこわと点心コンボ(464円)
・カンパオチキンライス(630円)
・しいたけご飯と煮込み野菜(630円)
・パク・ナセルのナシレマ(630円)
・玉子炒飯とミニチキンカツ(630円)
・ナポレタナチキンと卵焼きチャーハン(630円)
・チンおじさんのチキンライス(630円)
・ローストチキンの黒胡椒ソース添え(630円)
・鮭の照り焼きそぼろの三色丼(630円)
・照り焼きチキン丼(630円)
・エビとチキンのワンタン麺(464円)
安価ではありますが、深夜のフライトではほとんどの方が注文していませんでした
特にエコノミークラスの皆さんは、お休みに徹している様子でした
エアアジアXクアラルンプール線機内軽食(機内価格・日本円換算)
・(カップ麺)レモングラスチキンスープ(200円)
・(カップ麺)キノコと海藻スープ(200円)
・(カップ麺)クリーミートムヤムヌードル(300円)
・(カップ麺)福建海老スープ(250円)
・(カップ麺)辛ラーメン(300円)
エアアジアXクアラルンプール線機内ドリンク(機内価格・日本円換算)
・ASEANブレンドドリップコーヒー(175円)
・ベトナム・アイス・コーヒー(175円)
・熟成 六堡茶(ろっぽうちゃ)(125円)
・イングリッシュ・ブレックファスト・ティー(150円)
・緑茶(150円)
・ペパーミントティー(150円)
・カモミールティー(150円)
・ホット・チョコレート(150円)
・インスタント・コーヒー(150円)
・T&CO ブラックコーヒー(150円)
・マレーシアのテータリック(ミルクティー)(150円)
・SPRITZER 天然水 350ml(100円)
・シュウェップス トニックウォーター 320ml缶(75円)
・コカ・コーラ ゼロ 320ml缶(150円)
・コカ・コーラ320ml缶(150円)
・スプライト320ml缶(150円)
・パワフル パイナップル ドリンク パルプ入り 240ml缶(150円)
・ハーシー チョコレート ソヤミルク 236ml紙パック(150円)
・インスタント ミロ(150円)
・SANTAN COCOMAX 100%ココナッツウォーター 280mlボトル(150円)
・T&CO PENDANG 天然水 500mlボトル(100円)
・HEAVEN&EARTH アイスレモンティー 300ml缶(200円)
・ミニッツメイド リフレッシュレッドグレープ 300ml缶(200円)
・ミニッツメイド オレンジジュース 300mlボトル(200円)
・HONEYB 炭酸はちみつドリンク 250ml缶(200円)
・レッドブル エナジードリンク 250ml缶(200円)
・リプトン レモンアイスグリーンティー 450mlボトル(200円)
・DIMES 100%アップルジュース 250mlビン(200円)
・グラソー ビタミンウォーターオレンジ 500mlボトル(200円)
・ライビーナ ブラックカラント(カシス)ジュース 300mlパック(200円)
エアアジアXクアラルンプール線機内アルコール(機内価格・日本円換算)
・タイガービール 330ml缶(375円)
・タイガービール 330ml×3缶(1,000円)
・ハイネケン 330ml缶(375円)
・バドワイザー 355ml缶(375円)
・ストロングボウ アップルサイダー ゴールドアップル 320ml缶(375円)
・ウエストコーストラガー(ドラフトビール) 375ml缶(500円)
・ヴィクトリア ビタービール 375ml×3缶(1,000円)
・グレイグース ウォッカ 50mlミニチュアボトル(500円)
・グレンフィディック シングルモルトスコッチウイスキー 50mlミニチュアボトル(500円)
・ボンベイ サファイヤ ジン 50mlミニチュアボトル(500円)
・アブソルート ウォッカ 50mlミニチュアボトル(500円)
・モンキーショルダー ブレンデッドモルトスコッチウイスキー 50mlミニチュアボトル(500円)
・イエーガーマイスター 20mlミニチュアボトル(500円)
・JACK RABBIT ソーヴィニヨンブラン 白ワイン 187ml(625円)
・JACK RABBIT シラーズ 赤ワイン 187ml(625円)
機内に良い香りが広がることなく2度のミールサービスは終了しました
りとまろは、持ち込んだ飲食物で遠足気分を楽しみました
エアアジアX機内へ持ち込んだ飲食物
・栄養補助食品(SOYJOY4本)
・ペットボトル(満タン500ml1本)
・ペットボトル(満タン250ml1本)
奇跡のサービス
飛行機が出発して初めてのシートベルトサインが消えた直後にお手洗いへ行きました
この瞬間は、誰もお手洗いを利用していないし、客室乗務員の方もキャビンのサービスを開始していません
お手洗いへ入る前に、ギャレーでお菓子を食べて笑いながら世間話をしている客室乗務員の方々と、少々交わりの時を持たせて頂きました
そのことがあったからなのでしょうか
普通は有料サービスのはずですが、到着30分ほど前にコーヒーを2人分無料で提供してくださいました!
コーヒーパック2つに少量のお湯を注いだメニューにはないエスプレッソ仕様
男性客室乗務員おすすめのスペシャルドリンクのようです
朝の目覚めに嬉しい、本当の意味で心が温まるコーヒーを妻と分け合いました
マイルドながらも苦みのある味わいでした
お砂糖も大量に提供されましたが全く使いませんでした
いつもこのようなサービスがあるとは考えられませんが、初めてのLCCにエアアジアXを選んで良かったなと思います
LCC初心者なため、世界でどのようなサービスが行われているか分かりません
エアアジアXの素晴らしい心配りがLCCの基準になりました
到着
LCCであってもエアアジアXの本拠地クアラルンプール国際空港へ、上空待機なくスムーズに進入できるのでしょうか
定刻05:55(-1時間)よりも5分ほど早く到着しました
到着してシートベルトサインが消えた後、エスプレッソ仕様のコーヒーを提案してくださった男性客室乗務員へお礼を伝えに行きました
降機
後方座席の場合、降機に時間がかかるのは仕方がありません
あちらこちらのシートポケットに空のペットボトルが入っていました
黄緑色のキャップは、SPRITZER 天然水 350ml(100円 日本円換算)
ビジネスクラスは搭乗後に1本支給されます
機内食にもお水セットプランがあります
飲まず食わずで7時間近くのフライトを耐える猛者は、どのくらいいるのでしょうかね
降機した瞬間の空気は、現地の気温と香りです
モワッと蒸し暑く、東南アジアへ来たと体感します
ボーディングブリッジを渡るまでに15分掛かりました
ラゲージクレームは9番に割り振られていました
全て機内持込をしているので、受託荷物を取りに行く必要はありません
KELAUR(クルア)とは
クアラルンプール国際空港は、マレー圏です
何となく人の流れに従って進んでいると『KELAUR』という文字にたくさん出くわします
KELAUR(読み:クルア)
出口(英語:Way Out/Exit)
人生で初めて触れるマレー語が、クアラルンプール国際空港に着いて目に入る『KELAUR』という単語になる方も多いはず
再訪した際に改めて『KELAUR』を目にしたら、マレー圏に来たなぁと実感するようになることでしょう
無料のウォーターサーバー
空港内は至る所に無料のウォーターサーバーが設置されています
右に備え付けてあるペラッペラ逆三角錐のコップで頂けます
ペットボトルへの給水もOKです
Arrival Hall(到着ホール)が遠い
降機してからも長い道のりが待っています
Arrival Hall(到着ホール)の方向に進んでいきます
クアラルンプール国際空港KLIA2は、降機後15分ほど歩いて登って降りての移動コストが高い空港です
どちらのエスカレータで昇っても行き先は同じです
マレーシア国内線・国際線への乗り継ぎも、同じように進んで行きます
エスカレータで昇ると、今度はエスカレータで降ります
アクセシビリティが高いとは思えませんが、立体的な作りでアトラクションな気分です
上階は、出国ゲートで大勢がゲートの開放を待っています
中階は、このままエスカレータで下降進入し、下階に見えるArrival Hall(到着ホール)へと経路が続きます
トイレにカルチャーショック
Arrival Hall(到着ホール)で入国手続きがあります
クアラルンプール国際空港の入国手続きは、列が長くてとても時間がかかることで有名です
入国する列に並ぶ前に、絶対にお手洗いへ寄っておきましょう
トイレに衝撃です
個室のトイレにホースが付いています
トイレットペーパーは使わず、このホースで洗浄する習慣があるようです
そのため、床はビッチャビチャ
幸いにもこのお手洗いは床がゴムで底上げされていて、水が下に流れていくような仕掛けになっていました
お召し物が濡れてしまわないようご注意ください
ウォシュレットはありませんし、便座も温かくありませんよ
空港のトイレにはちゃんとトイレットペーパーが設置されています
このトイレは消毒液も設置されている高級なお手洗いと言えます
世界中からの利用客を想定した配慮かと思われます
入国手続き
お手洗いなどを済ませたら、入国手続きの列に並びます
この列、早朝だと言うのに一向に進みません
入国手続きの列は、途中から入国カウンターごとの列に細分化されます
入国審査のカウンターは、C1~C17まで計17台あります
C9に並ぶ列とC10に並ぶ列の間には太い柱があります
これを境に、C10~C17までが若干空いているのです
少々強引でも、C10~C17の列に並びに行きましょう
なお、C17に近くなるほど入国審査のカウンターがクローズしていて使えない可能性があります
クアラルンプール国際空港にはフリーWi-Fiが飛んでいます
クアラルンプール国際空港フリーWi-Fi
SSID:Airport WiFi
※パスワードなし
上り下り1Mbps程度ですが、ネットサーフィンやSNSは不便なく使えました
待っている間にたくさん調べちゃいましょう
と言いつつも1時間以上立ちながら待つのは疲労がたまります
もうすぐ入国手続き!というところで、妻の手からスマホが落ちました
バッキバキに割れ切りました
(その後どうなったかは記事の最後で発表)
入国審査を通過すると、受託荷物の受け取りが必要な方は今回9番ですので左に流れていきます
今回は受託荷物がないため、このまま出口へ向かいます
結局、到着から入国まで2時間かかりました
クアラルンプール国際空港を利用する際は、到着当日の予定を詰めすぎないようご注意ください
エアアジアXでマレーシアへ行ってみよう!
エアアジアXで行く!
羽田発⇒クアラルンプール行きのエコノミークラス搭乗記をお届けいたしました
YouTudeにも関連動画をアップしております
LCCは格安で移動することを目的とした乗客が多いのは事実です
エコノミークラスはコスパ最強!
その中で自由度があるのは座席選びと機内食です
<フライト情報>
フライト情報 | |
航空会社 | エアアジア X(AirAsia X) |
便名 | D7 523便 |
使用機材 | エアバスA330-300型機 |
座席番号 | 50H(エコノミークラス 通路側) 50K(エコノミークラス 窓側) |
預け荷物 | 予約なし |
機内食事 | 予約なし |
出発 | |
出発時間 | 23:45 |
出発空港 | 東京国際空港(HND 日本) |
到着 | |
到着時間 | 05:55(+1h) |
到着空港 | クアラルンプール国際空港(KUL マレーシア) |
エコノミークラスで最もおすすめする座席はツインシートです
ツインシートの利点
・隣に知らない人が来ない
・他人のために立つ必要がない
・肘掛けが取り合いにならない
・窓側席に座れる
・トイレへ簡単に行ける
・寝て傾いても迷惑にならない
・シートの両サイドが広い
その中でも最優秀なシートは49H/49Kということが分かりました
49H/49Kがおすすめな理由
・進行方向右側席は空から日本が見える
・シートを倒したら頭が窓枠の位置
・壁に寄りかかれる絶妙な隙間
・ギャレーから少し離れている
機内食は、事前予約であればランチ並みの低価格で頂くことができます
それでも多くの乗客が注文せず、睡眠に徹していました
客室乗務員の素敵な心配りに感動を覚えました
上質な教育の日系エアラインに比べて、コンセプトが異なるエアアジアX
ブランドイメージである元気と情熱のサービスを受けたフライトとなりました
マレーシアの入国手続きはとても時間がかかります
お手洗いを済ませて臨んでください
クアラルンプール国際空港のフリーWi-Fiが使えました
上り下りともに1Mbps程度で、ネットサーフィンやSNSなら可能です
SIMやモバイルWi-Fiルーターの容量を節約したい方は、空港のフリーWi-Fiをご利用ください
今回は、グローバルWiFiをレンタルしてきました
クアラルンプール国際空港に到着してからすぐにネットを利用することができました
グローバルWiFiを3ヶ国で使い倒した情報は『【グローバルWiFi】3G(中速)300MB/日プランで足りる?3ヶ国20地点利用レビュー』をご覧ください
クアラルンプール国際空港の入国手続きに並んでいて疲労がたまり、ついに妻の手から落ちて割れてしまったスマホ
旅行中は背面むき出しで使ってくれました
旅行が終わって日本へ帰国後、しばらくしてGoogle Pixel 4が発売になったので速攻プレゼントさせて頂きました
「りとまろ」()で旅・記事更新情報を配信しています @litmaro
是非、X(旧Twitter)フォローよろしくお願いいたします
おしまい